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いま、なぜプログラミング
教育が必要なのか?
2020年度から小学校でのプログラミング教育の必修化
算数、理科、音楽、総合的な学習の時間を活用して、プログラミング的思考を身に付けることを重視している授業が取り入れられます。
新たな「大学入試共通テスト」
現在の大学入試で行われているセンター試験は2020年1月の実施を最後に廃止され、新たな「大学入試共通テスト」に切り替わります。
新テキストでは、「知識・技能」よりも「思考力・判断回・表現力」に重きを置いて評価するという方針が発表されています。
背景にはIT人材不足
第四次産業革命により産業の形が大きく変革しています。
昔では考えられなかった携帯電話も今では日常にかかせないものになっています。
ITやテクノロジーは私たちの生活に密着しており、社会構造の変化がこれからもたくさん起きてくることでしょう。
経済産業省によるとIT不足は、2015年時点で国内で15万人不足しており、2030年には最大79万人不足する見込みとされています。
プログラミング教育の誤解
プログラミングという教科ができる
英語や家庭科のように新たな教科として日課表に加えられるものではなく、現在の理科や算数などの強化に一部プログラム要素が組み込まれる予定です。
プログラムを書くことのスキルをつける
様々な言語を学んでプログラムを書く力を付けるわけではありません。
保護者の中には、プログラム言語を書くことよりも、国語や算数などの科目に力を入れるべきだと思っている方もいますが、あくまでもプログラミングの思考をつけることが目的で、プログラムを書くスキルをつけるものではありません。
パソコンを使って授業する
プログラミング教育の目的は、スキルをつけることではなく「思考力」を身に付けるものです。
パソコンに向かってキーボードを打っていくというイメージがありますが、パソコンを本格的に操作するのではなく、興味の持ちやすいものをつかって思考力を身に付けていきます。
大切なのは
「プログラミング的思考」を身につけること
プログラミング言語を覚えることではない!
プログラミングと聞くと言語を覚えることと勘違いしてしまうところですが、間違いです。
プログラミングとは自分で問題を発見し、調べ、考え、表現する力を養うことを重視しています。
作業の過程で試行錯誤を繰り返すことで論理的思考と応用力が身につきます。
これがプログラミング的思考です。
日常生活でもプログラミング的思考は使われている!
プログラム的思考
例えば、家族に温かいご飯を食べさせたいと思ったお母さんは頭の中で温かいご飯を作るためにどのような順序で何から作ったらいいか考えています。
温かいご飯を食べさせるという目的を達成するために解決の方法を考えたお母さんの頭の中でもプログラミング的思考が働いています。
小学生のうちから
プログラミングを学ぶメリット
プログラミングは難しいものではなく、とても楽しいもの。
「何もないところから自分の手で作り出すこと」の楽しさを実感するものです。
その結果、理数系科目にも苦手意識を持つことなく、中学校・高校でも自身をもって授業に取り組むことができます。
アーテックブロックを使ったロボットは、仕組みを理解し、自らの手で動かし、うまくいかない時はなぜそれがうまくいかないかを粘り強く考え解決に向かうための思考を磨きます。
何よりも自分の作成したロボットが動いたときの子供の楽しい姿をみれば、勉強するのではなく、自然とプログラミング思考が身についていることがわかると思います。